子どもがスイッチを欲しがっているけど、やりすぎて宿題をしなくなるんじゃないか。やらせたくないゲームをプレイしてしまうんじゃないか。
そんな気持ちから、スイッチを買ってあげたくても買ってあげられない方はいるのではないでしょうか。
そういうときはスイッチを渡す前にみまもり設定をしておけば、子どもがゲームをやりすぎないように時間制限をつけたり、勝手にインターネット上からゲームを購入してプレイしないようにできます。
この記事を見ながらみまもり設定をすれば、安心してスイッチを遊ばせてあげられます。
みまもり設定は12歳未満の小さい子どもが安全にスイッチを使用するための機能
機能を設定する前に、みまもり機能でどんなことができるかを確認しておきましょう。子どもが安全にスイッチを使用するための機能ですが、具体的にはどんなことができるのか。
大きくわけて4つの役立つ機能があります。
- どのソフトをどれくらいプレイしているか確認できる
- ゲームの1日のプレイ時間を決める
- SNS投稿やコミュニケーション機能など、使わせたくない機能を制限できる
- eショップ商品の閲覧や購入を制限できる
上記はそれぞれ設定のON/OFFが可能で、細かく設定できるものもあります。
これらのみまもり設定をするにはインターネット接続環境が必要になりますので、ご注意ください。
みまもり設定にすると自動的に制限されるものもある
以下の設定はみまもり設定をしたスイッチでは、自動的に制限されます。
- 本体の初期化
- ユーザー消去
- セーブデータ消去
- 画面写真と動画の消去
- 地域の変更
- 日付と時刻の変更
- インターネット設定の変更と消去(新規に設定する場合は制限なし)
- ユーザーの引っ越し(セーブデータの引っ越しは制限なし)
- ニンテンドーアカウントとの連携
- 設定→本体→ヘッドホンの最大音量を下げるの設定がONになる
一時的に設定をOFFにもできる
事前に設定した暗証番号を入力することで、みまもり設定を一時的にOFFにした状態でスイッチを使用できます。
大人が自由にスイッチを使いたい場合はみまもり設定をOFFにして使用すれば、従来通り制限のないスイッチで遊ぶことが可能です。
また、前述の「自動的に制限される機能」を使う場合も、みまもり設定をOFFににするか暗証番号を入力する必要があります。
みまもり設定をつける方法
それでは実際にみまもり設定をつけていきましょう。
保護者用のニンテンドーアカウントを用意する
まずはじめに、ニンテンドーアカウントを準備します。
すでに保護者用のアカウントを持っている方はこの工程はスキップしてください。
- https://accounts.nintendo.com/にアクセスし、下部のアカウントの新規作成からアカウントを作成
- 保護者用アカウントの作成なので、「13歳以上の方はこちら」を選択
- おなまえやメールアドレスなどの基本情報を入力、作成ボタンを押す
- 入力したメールアドレスに届いた認証コードを入力
- ニンテンドーアカウント作成完了メールが届く
これで保護者アカウントの作成が完了しました。
保護者アカウントで子どもアカウントを作成する
次に、子どもアカウントを作成します。
- https://accounts.nintendo.com/にアクセスし保護者アカウントでログインする
- 「ファミリー」を開く
- 「メンバーを追加」→「子どもアカウントを作成」を選択
- 子どもアカウントのの基本情報を入力する(ログインIDはメールアドレスではありません)
- 子どもアカウントの作成完了メールが届く
子どもアカウントの作成が完了しました。
子どもアカウントのIDとパスワードはお子様に教えてあげてください。
子どもアカウントと子どもが使用しているスイッチのユーザーを連携する
次に、作成した子どもアカウントと子どもが使っているスイッチのユーザーを連携します。
子ども用のユーザーがまだない場合は「設定」→「ユーザー」→「ユーザーの追加」から子ども用のユーザーを作成してください。
- スイッチを起動し、左上のアイコンから子どもが使っているユーザーのマイページを開きます
- プロフィールを選択し、さらにニンテンドーアカウントと連携を選択
- メールアドレスまたはログインIDでログインを選択
- 子どもアカウントのIDとパスワードを入力しログイン→連携するを選択
- 連携完了画面がでる
スイッチとスマホアプリを連携する
今度はスイッチに必要なアプリをインストールします。
- スイッチを起動しホーム画面へ移動、「設定」→「みまもり設定」を選択
- さらに「みまもり設定(保護者による使用制限)」を選択
- 出てきたQRコードを読み取り、または保護者のスマートフォンに「NINTENDO みまもり SWITCH」をダウンロードする
- スマホでアプリを起動し、保護者アカウントでログインする
- 画面を進めると6ケタの登録コードを確認
- スイッチ側に戻り、「ダウンロードした方はつぎへ」→「登録コードを入力する」を選択
- スマホに表示された6ケタのコードを入力する
ここまでくれhばみまもり設定はほぼ完了。
アプリ上でプレイ時間やソフトを確認したり、プレイ時間に制限をつけることができるようになっています。
子どもアカウントでeショップの閲覧・購入制限をつける
さらにeショップ上の閲覧と購入の制限を付ける場合は、子ども用のニンテンドーアカウントでさらに設定をしていきます。
- https://accounts.nintendo.com/にアクセスし、保護者アカウントでログインする
- 「ファミリー」を選択し、制限をかけたい子どものアカウントを選択する
- 購入制限または閲覧制限を選択し、チェックを入れる
以上で、スイッチでできるみまもり設定を全て行える状態になりました。
つけたい制限によってアプリから設定するのか、ニンテンドーアカウントから設定するのか変わってきますので少々複雑ですが、これで安心安全に子どもがスイッチで遊べます。
難しくて設定できない場合は、本体のみで設定を行う
上記の設定ができない場合は、一部機能が使えませんが、本体のみの設定でも可能です。
本体のみでの設定の場合は「遊んだソフトや時間を確認」「プレイ時間の制限」「暗証番号の確認」ができませんのでご注意ください。
- HOME画面の「設定」を開く
- 左のメニューの「みまもり設定」を選択し、みまもり設定(保護者による使用制限)を選択
- Xボタンを押し、つぎへを選択
- 制限したいコンテンツをそれぞれ設定する
暗証番号を知られないようにする
ここまで設定していても、アプリで確認できる暗証番号を子どもに知られてしまうと、スイッチ上でみまもり設定を解除されてしまいます。
そのため、暗証番号を知られないようにスマホに認証機能をかけておくか、NINTENDO みまもり SWITCHのアプリ上から生体認証をつけておくのが良いでしょう。
生体認証をかけるにはアプリ起動後、右上の歯車アイコンを選択したあとに出てくる、「アプリの起動をロック」で設定ができます。
知られてしまったり、定期的に変えたい場合にはアプリ上から簡単に暗証番号の変更も行えますので、設定してみてください。
また、ニンテンドーアカウントのIDやパスワードを知られてしまうと、eショップの購入や閲覧制限が解除されてしまう可能性があるので、制限をしたい場合にはご注意を。
お子様と話し合い、お子様にあった制限を
みまもり設定は親が安心できる設定です。
約束したプレイ時間を守ってもらうときや、子どもにはまだやらせたくないものがあるときには、ゲーム側からシャットアウトできるので便利です。
しかし、一方的に設定するのではなく、お子様とよく話し合ってお互いに納得する制限をつけるのが、お子様の不満も少なくてすむのではないでしょうか。
ゲームを遊ぶ側の目線で考えると、強制的にできないようにされるのは決して気持ちのいいものではありません。家庭、親子関係、子どもの年齢にあうよう、上手に機能を利用していけたらいいですね。