スイッチもあるし、おうちでカラオケでもしてみよう!マイクはどれを買おうかな。
そんな風に悩んでいる方、スイッチで動作確認されている純正品はいかがでしょうか。
スイッチでも使えると謳うマイクはたくさんありますが、あまり知らないで購入してしまうとノイズが混ざるマイクだったり、そもそも使えなかったりする可能性もあります。
スイッチの純正品マイクは「ニンテンドーUSBマイク」と「ニンテンドーUSBワイヤレスマイク」の2。
この記事ではこの2つのマイクの性能はどうなのか、2つの違いはなにかを説明していきます。
スイッチのマイク購入に悩んでいる方の参考になれば幸いです。
ニンテンドーUSBマイクとニンテンドーUSBワイヤレスマイクの概要
商品名 | ニンテンドーUSBマイク | ニンテンドーUSBワイヤレスマイク |
マイク方式 | ムービングコイル型ダイナミックマイク | ムービングコイル型ダイナミックマイク |
指向性 | 単一指向性 | 単一指向性 |
音声方式 | モノラル | モノラル |
コードの長さ | 4.8m | — |
おもさ | 約292g | 約200g(乾電池込み) |
サイズ | 直径59.4mm×長さ214mm ※持ち手部最大直径36mm | 直径59.4mm×長さ227mm ※持ち手部最大直径36mm |
電池持続時間 | — | 約40時間 |
接続方法 | USB接続 | USBレシーバーを介して無線通信 (無線周波数:1.9GHz帯) |
通信規格 | — | DECT |
大体の仕様は似ていますが、有線とワイヤレスという大きな違いがあるので、使用感はもちろん異なってきます。
これらをもとに、細かい性能を見ていきましょう。
カラオケにぴったりのマイク
もちろんカラオケ用として出ているので、カラオケにぴったりの構造です。
ムービングコイル型のダイナミックマイクというお店のカラオケにもよくある形のマイクになります。
この型のマイクは丈夫で、力強い音が出やすいです。高い音を拾うのが苦手なため繊細な音を録音するのには向いていませんが、カラオケで歌うという目的であれば、十分な性能です。
単一指向性なのでボーカルの音をピンポイントでキャッチ
マイクによって、どの方向の音をよく拾うかという「指向性」と呼ばれる特性があります。
ニンテンドーUSBマイクは単一指向性なので、マイクの正面の音はよく拾うけれど後ろの音はあまり拾わないマイクです。
この特性のおかげで、ボーカルの音をピンポイントで拾い上げつつ、TVの音楽など周囲の音はあまり拾わないようになっているので、カラオケで快適に歌うことができます。
重さはジョイコン+グリップと同じかやや重い
有線の場合は約292g、ワイヤレスの場合は約200gです。
ワイヤレスはジョイコン+グリップとほぼ同じくらいの重さなので、手に馴染む重さとなっています。
有線の場合はコードを含めた重さなので、約292gとやや重くなっています。コードごと持つわけではないので、実際にはワイヤレスのマイクより少し重いくらいの重さでしょう。
有線とワイヤレスの違い
重さや電池の有無は小さな差
マイクを買うことに決めても、有線にするかワイヤレスにするかでまた悩んでしまいますよね。
前述の表のとおり、有線とワイヤレスでは、「重さ」「電池の有無」「コードの有無」が違います。
重さは体感ほぼ変わらないくらいですので、判断の材料としては薄いです。
電池に関しては40時間ごとに変えるのが面倒かどうか、電池代が別途かかるかどうかです。電池の入れ替えが面倒、電池代がもったいないと感じるなら有線のが良いと感じるかもしれません。
次はコードの有無について。
コードは邪魔だし、歌って踊るためにはワイヤレスが良いに決まっている。コードがあると引っかかるし危険。
そう考える人も多いでしょう。
しかし決めるにはまだ早急です。
ワイヤレスマイクは音が不安定になる可能性がある
ニンテンドーUSBワイヤレスマイクは、マイクで拾った歌声をUSBレシーバーを介しスイッチで受け取り→TV(またはスピーカー)へと送り込んでいます。
このマイクとUSBレシーバーの間の通信のやり取りは、DECTという無線通信の規格で行われています。
DECTは通信をするため1.9GHzという名前の道路をつかっています。
この名前の道路、実は他の製品も使っている可能性があるので、混みあって遅延することがあるのです。
同じ道路を使っている可能性のある製品は、固定電話の子機、ファックス、ドアホン、窓センサー、スマートフォンなどがあります。
上記製品のすべてが同じ道路を使用しているわけではないので、必ずしも混み合うといったことではありません。しかし、もし1.9GHzの道路を使っている製品がある場合には、ワイヤレスマイクの音が遅延したり途切れたりといったことが起こる可能性があります。
同じ道路を使っているかどうかは、その製品ひとつひとつの仕様を調べなければわかりません。
調べられない状態でワイヤレスマイクを使って快適に歌えるかどうかは賭けになるでしょう。
その点USB接続の有線マイクであれば、電波干渉など他の機器の影響を受けることはありません。
もし確実に快適にカラオケをしたいのであれば、有線接続のマイクを購入した方がいいということになります。
まとめ:どちらもマイク性能に違いはないが、音の安定性は有線のが上
- マイク性能は2つとも同じで、カラオケ向きのマイク
- 重さは有線の方がやや重い
- ワイヤレスはコードがなくて快適だが、電池交換が手間
- 音のやり取りで安定しているのは有線
- ワイヤレスは環境によって音が遅延する可能性がある
ワイヤレスの通信状態を把握していて、1.9GHz帯が混信しないとわかっている場合はニンテンドーUSBワイヤレスマイク、そうでない方は有線のニンテンドーUSBマイクを選択するのが良いでしょう。
※2020/5/2現在、どの販売サイトでも純正マイク2つの価格が高騰しています。購入の際にはご注意ください。